※2017年7月21日の記事に、2019年8月時点の情報をUPDATEしました
ニューヨークのステーキといえば、ピーター・ルーガー。
いつも激混みで予約必須の店で、以前は電話予約のみで、英語が苦手な人にとっては敷居が高かったのですが、なんと、2019年4月よりインターネット予約ができるようになりましたので、その方法をお伝えします。
Contents
ピーター・ルーガーの場所と行き方
ピーター・ルーガーはニューヨークのマンハッタンではなく、お隣のブルックリンのウィリアムズバーグという場所にあります。
ブルックリンは危険なイメージがありましたが、それはもう昔の話。
オシャレな雑貨屋や倉庫を改装して作ったカフェなどがあり、オシャレな観光地の一つになっています。
最寄り駅は、地下鉄J, M,Z線のMarcy Av駅。そこから徒歩4分です。
私はマンハッタンから自転車で、Williamsburg橋を渡ってきました。
橋を下りたすぐにシティバイクのポートがあり、最寄りのポートからは徒歩2分です。
ピーター・ルーガーはニューヨークで一番のステーキハウス
世界一のステーキハウスと名高いブルックリンの老舗レストラン。
ここのステーキは、お皿にドーンとでっかく、赤身ばっかりの、いかにもアメリカンなお肉なんですが、アメリカンだと侮ってはいけません。
今でこそ、日本でもエイジングビーフ(熟成肉)が流行ってますが、「脂の多い霜降り肉が美味しい」と言われていた10年以上前、初めてここのステーキを食べた時には、
「赤身って、こんなに美味しいの〜っ(゚Д゚)」
って驚いたのを覚えてます。
今までの美味しい肉の常識を覆されるほどの美味しさ♡
それゆえ、各メディアからの評判もすごいんです。
まず、ミシュラン。
NYステーキハウス唯一の1つ星獲得店(2019年ミシュラン)
2019年ニューヨークの星獲得店は75軒(3つ星5軒、2つ星15軒、1つ星55軒)です。
次に、ZAGAT(ザガット)。
プロによる評価のミシュランに対し、こちらは一般の人のアンケートによるもので、個人的にはミシュランよりこちらの方が好きです。海外旅行に行くときにはこれを買ってレストラン研究をしています。
少し古い情報(2015年)ですが、本においては、各カテゴリー30点満点のところ
FOOD 28 DECOR 16 SERVICE 21
と、FOOD(味)において高得点、ミシュラン3つ星のJean-Georgesと同点になってます。
ZAGATのインターネット版では、点数の付け方が異なっていて、各カテゴリー5点満点で
FOOD 4.8 DECOR 3.7 SERVICE 4.1
で、もちろん、NYステーキ部門で1位です。
ピーター・ルーガーのおすすめ熟成肉メニュー
さて、ピーター・ルーガーに行ったら、絶対食べるべきは、ここの看板メニュー
USDA PRIME BEEF STEAK FOR TWO
(103.90ドル 2017年6月)
(Peter Luger SteakhouseのHPより拝借)
これ、ポーター・ハウスです。
ポーターハウスとは、T字型の骨付き肉で、骨を境にサーロイン部分とフィレ部分に分かれています。
USDA PRIME BEEFと書かれているのが、いわゆる熟成肉のことです。
3人前ならSTEAK FOR THREE、4人前ならSTEAK FOR FOURと51.95ドルずつ増えていきますが、かなりのボリュームになるので、サイドメニューをオーダーするなら、3人でFOR TWOでもよいかもしれません。
ピーター・ルーガーで1人でも熟成肉が食べたい時のおすすめメニュー
STEAK FOR TWOはかなりのボリュームで、1人旅の場合にはちょっと、、、
という場合のおすすめはこちら。
USDA PRIME BEEF SINGLE STEAK
(51.95ドル 2017年6月)
私は今回、こちらを食べました。
SINGLE STEAK はサーロイン部分のみで、フィレ部分がありません。
おまけに、肉をオーダーしたら、本当に肉のみ。
(パンはついています。このパンが、これまた美味しいんです)
付け合わせのポテトや人参、ブロッコリー等は全くついていません。
なので、Creamed Spinach(for 2)(11.95ドル 2017年6月)もオーダーしました。
焼き加減は「ミディアム・レア」。
表面は焦げていると言ってよいくらいザックザクした食感、中はローストビーフのような赤身で、柔らかく、肉汁たっぷり。
は〜、幸せでございます〜♪
ピーター・ルーガーはランチもお得。日替わりのスペシャルメニューもあり
上で紹介したSTEAK FOR TWOなどの熟成肉は、ランチ時もディナー時も同じ値段で、かなりお高いです。
けど、もっと気軽に、リーズナブルにピーター・ルーガーを楽しみたい方には、ランチメニューもオススメです。
ランチは15:45まで。曜日毎のSpecialsと、毎日オーダー可能なものがあります。
人気は、ハンバーガー(14.95ドル 2017年6月)
なんと、贅沢にもUSDA PRIME BEEF(熟成肉)を使っています。
曜日毎のSpecialsは18〜33ドル程度。こちらには、ポテトと野菜がついているようですね。ディナーと比べて、ずいぶんお得な気がします。
食べ切れなかった時はお持ち帰り(TO GO)も可能
SINGLE STEAKをオーダーしたものの、往路ファーストクラスの食事がいい感じに胃腸に鎮座していて、半分くらいしか食べきれないというお粗末な私(涙)
お会計をお願いしたところ、店員さんの方から、 残っている分のTO GOのご提案があり、お持ち帰りにさせていただきました。
紙コップにCreamed Spinachも入れて蓋をし、お肉も、パンも全て TO GO!
これなら STEAK FOR TWOにして、フィレ部分も食べたかったかも、、、、なんて思ったり。でも、やっぱり出来たてをお店で食べるのが一番美味しかったです。
ピーター・ルーガーはクレジットカード使用不可。お会計は現金のみ
唯一残念なのは、お会計にクレジットカードが使えないということ。アメリカなのになぜ?と思うのですが、使えません。現金を準備しておきましょう。
ピーター・ルーガーのインターネットでの予約方法
かつては電話予約のみでしたが、2019年4月よりインターネット予約ができるようになりました!
ピーター・ルーガー公式サイトより予約ができます。
右上の「Reservation」をクリック。
予約開始は6週間前。24時間前までキャンセル可能
注意事項が書いてあります。クレジットカードでの支払不可のことも記載されていますね。
予約は6週間先まで可能
キャンセルは24時間前まで。それ以降のキャンセルは1人あたり40ドル
一列になっている日付の一番右、カレンダーマークより全日程参照できます。
青が「空席あり(予約可能)」、赤が「満席(予約不可)」です。
結構空席あるように見えますね。
試しに、約6週間後の土曜日(9/21)を選んでみました。
ランチ時間帯は空席ありますが、夜の空きは22:45のみ。
ディナーは早めの予約がオススメですね。
予約したい時間を選択すると、下記のような確認画面がでます。
右上の「LOG IN」または、下の「RESERVE NOW」を押します。
予約にはResyのアカウントが必要
レストラン予約サイトのResyのアカウントが必要になります。
下の「Sign Up」を押して、この場でアカウント作成することも可能です。
私はアカウントをすでに持っていたので、Eメールアドレスとパスワードを入力してログインしました。
Resyで予約するためには、クレジットカード番号が必要になります。
(実際の支払で使用するものではないです。ピーター・ルーガーはクレカでの支払不可、現金のみです。)
以前登録していたクレジットカードを使用するか、新しい番号を登録するかが選択できます。
「Reserve Now」を押すと、またしつこくキャンセルポリシー言われます。
「CONFIRM」を押したら予約完了
念のため、予約の確認は右上の人のマークから、「RESERVATIONS」で確認できますよ。
過去も予約も見えますね。
どういう制御になっているのか、Resyの公式サイトやResyのアプリからも、ピーター・ルーガーの予約結果は参照できるのですが、お店の検索・予約はできないんですよ。。。
ピーター・ルーガー公式サイトからのみ、Resyを通しての予約が可能です。
Resyの公式サイト、Resyのアプリからは、予約できません。
いかがでしたでしょうか。
インターネットで簡単に予約できるようになったので、ぜひ、ニューヨークでピーター・ルーガーの熟成肉ステーキを食べてみてくださいね。
ピーター・ルーガーの電話での予約方法。無料で、中学英語でできる
かつては電話予約のみでしたが、2019年4月よりインターネット予約ができるようになりました。
以下は2017年7月時点の情報ですが、参考までにのせておきます。
電話で予約してみたら意外と簡単だった、中学英語でもできる予約方法をお伝えします。
国際電話は敷居が高く思えますが、大丈夫。電話代を節約するために、LINE OUTを使いましょう。
LINE OUT freeは、アメリカまでの国際電話が5分間無料です。
最初に30秒ほどの動画広告が出てきます。それが終われば通話可能です。
予約時の会話は、5分間も通話できれば十分の内容でした。この後紹介します。
予約時の会話の全貌
まず、電話はなかなか繋がりません。音声メッセージに繋がったら諦めましょう。LINE OUT freeの5分間を、音声メッセージのために費やすのは勿体ないです。
タイミングが合えば、即、フロントに繋がります。
ピーター・ルーガーに繋がったら、”I’d like to make a reservation.”と言って会話を開始します。
ピ ”How many?”
私 ”One”
ピ ”When?”
私 ”June XXth”
ピ ”What time?”
私 ”At 3 pm.”
ピ ”Name?”
私 ”ルンヌ. L U N E”
ピ ”Telephone number?”
私 ”212-324-XXXX.” アメリカ国内電話番号
たったこれだけです。簡単ですよね。英語が得意でない私でも大丈夫でした。
最初に”I’d like to make a reservation for one.“と言って、日時を聞かれた際に “June XXth at 3 pm.“と言っておけば、もっと少なくてすみます。
注意すべき点は、予約時の電話番号です。
私の場合、ニューヨーク旅行ではSoftbankのアメリカ放題を使うことにしていたので日本の電話番号にかけてもらうと受信できるのですが、国際電話番号はダメだと言われました。
手元にホテルの電話番号がなかったので「調べるから待って」と言っても、「もう一度かけ直して」とガチャンと切られてしまいました。せっかく何度も何度も電話してやっと繋がったのに(涙)、もう一度かけ直しました。
なので、事前に、ホテルの電話番号などのdomesticな電話番号を準備しておきましょう。
予約開始は2ヶ月前か?
さて、いつから電話予約ができるのかについてです。
インターネットで検索しても、なかなか正確な情報がなく、なんとなく「2ヶ月前」から予約が必要だということだけわかっていました。
なので、ちょうど2ヶ月前、4月XX日に電話をしたところ、
“Call in May.” (5月に電話して)
と言われ、ガチャンと切られてしまいました。
そして5月。
5/2に電話してみたところ、既に希望日(金曜)のディナータイムは予約でいっぱい、ランチタイムはいつでもOKの状況でした。
なので、予約開始は1ヶ月前の1日が正解のようです。
もしディナータイムの希望の時間帯にどうしても予約したいのであれば、この日に頑張って電話しましょう。
もし予約できなかった場合のオススメの時間帯は?
もちろん予約がなくても当日空きがあれば席に着くことができます。オススメの時間帯は、平日15時半〜17時頃。ランチタイムがちょうど終わる頃です。
実際、金曜15時頃にお店に着いた時には、30人以上の待ち行列。
予約があるのに、15分ほど待ちが発生しました。
食べ終わって帰る頃(16時頃)には待ち行列はなく、店内も空席がありました。
お得なランチタイムが終わって、ディナーにはまだ早いという中途半端な時間帯、ここが狙い目のようです。
ブルックリンのピーター・ルーガーに行く時間がない。そんな時におすすめのステーキハウスは?
ブルックリンに行かずともピーター・ルーガーの味を楽しみたいなら、Wolfgang’s steakhouse(ウルフギャングス。ステーキハウス)に行きましょう。
ピーター・ルーガーで40年以上も活躍したウルフギャング・ズヴィナー氏が独立して作ったレストランで、肉の焼き方、味付け、パンの味までピーター・ルーガーそっくりと言われています。
おまけにピーター・ルーガーよりも店内は高級感があり、なんといってもクレジットカードが使用できます。(これ大事)
ウルフギャングスステーキハウスはマンハッタン内に5店、ハワイにもあり、なんと、日本にも5店(六本木、丸の内、青山(2019年6月オープン)、大阪、福岡)にあります。
もちろんSTEAK FOR TWOもオススメですが、ニューヨークで食べるなら
CAJUN RIB-EYE STEAK(ケイジャンリブアイステーキ)
がオススメです。
マンハッタンでも一部の店舗のランチメニューのみで提供している、スパイシーなリブアイステーキ(脂身と赤身のバランスのよい柔らかいお肉)です。
このスパイシーさがたまらん♪
日本でも、ランチメニューが始まった当初は、ケイジャンリブアイステーキがメニューにありましたが、今は普通のリブアイステーキになっているようですね。
代わりに、ハワイには今までなかった(ような気がしていました)が、現在メニューにあるみたいです。
ウルフギャングスステーキハウスは、パークアヴェニュー店に3回、ミッドタウンイースト店に1回、六本木2回訪問しましたが、たまたまなのか、お店による差がとても大きいと感じました。
ニューヨークでは、毎回ランチの混雑時が終わった14時〜15時頃に訪問してるのですが、パークアヴェニュー店はそれなりに人がいるのに対し、ミッドタウンイースト店は客が誰1人おらず、私1人という状態でした。
いつも通りケイジャンリブアイステーキをオーダーしたのですが、味も感動するものはなく、SERVED WITH MUSHED POTATOES AND CREAMED SPINACHとメニューに書いてあるにもかかわらず、付け合わせはマッシュポテトのみ。二度とミッドタウンイースト店には行くものか、と心に誓ったほど。
でも、口コミなどを見る限り、そんなに悪く言っている人はいないので、たまたま運が悪かっただけなのでしょうね。
パークアヴェニュー店は、逆に、厨房を見せてくれたり、まかない食を食べさせてくれたり(ステーキだけでもお腹いっぱいですが)、とてもフレンドリーな対応だったので、とてもいい印象があります。
2020年までに東京へ日本初上陸(予定)。最新情報が待ち遠しい
約1年前の2018年7月。このようなニュースが飛び込んできました。
NY発、伝説のステーキハウス「ピーター・ルーガー」がついに日本上陸へ!(VOGUE)
これを仕掛けているのは、株式会社ワンダーテーブル。
ジャン・ジョルジュ東京や、ユニオン・スクエア・東京などの高級レストラン、YONA YONA BEER WORKS、バルバッコア、オービカ・モッツアレラバー、ローリーズ・ザ・プライムリブなどを展開しています。
1年たってもまだ詳細な情報がないので、どうなるのかなと心配していたのですが、
株式会社ワンダーテーブルの公式サイトのレストラン検索(Restaurant Search)のページで、このように表示されていました。
展開元の公式サイトで「Coming Soon」 となっているから、きっともうすぐですよね。
きっと目の玉出るほどお高いんでしょうけど、とってもとっても楽しみです♪